精神障害者でも仕事ができるユビキタスキャプチャー仕事術

認知機能障害で記憶力がイマイチになってしまった私の仕事術を紹介します。

私は統合失調症および統合失調感情障害で2回入院していますが、2回とも回復して仕事に再び就けるようになっています。
しかし、いかんせん元通りには脳が働きません。

そこで、仕事を遂行するためには色々な工夫が必要となってきます。
健常者でも記憶力に自信が無い方、記憶違いで失敗をしてしまう方など、広く参考になるのではないかと思います。

私が行っているのは「ユビキタスキャプチャー」です。
ユビキタスは「あまねく」という意味です。

方法は簡単です。
ノートに、全ての仕事に関する情報を時系列に記入していきます。
メールで来てそのメールを見れば分かる情報でも、いったんはノートを経由させることが肝心です。
ここを見れば全部書いてあるというインデックスが必要なのです。

私たちが普通にメモを取る時、最終結果だけを書きがちですが、仕事の一部は途中の経過もとても重要になることがあります。
私は途中経過の記憶がすっ飛んでしまいへまをすることもありましたので、とにかく全部を記録することが大事だと思うようになりました。

ノートは私はコクヨのキャンパスノート「ノ-211AT」を使用しています。
111109notebook

これはドット罫線が特徴で、ドットを結ぶときれいな縦線を自分で書くことができます。
サイズは手帳と普通のノートとの中間の大きさ(B6)です。
メジャーなキャンパスノートなので、たいていの文房具店で手に入れることができ、通常105円で、たまに88円で売っているホームセンターもあります。

実際の記入例です。

111109mynotebook
最初に各ページには右から4ドット目(お好みで調整してください)を縦線で結んで、メモスペースを予め作っておきます。
日付は必ず年も含めた8桁で記入します。これはノートが散逸した場合にでも後から正確な順番が分かるようにするためです。
年は記入しているときには書かなくても明白ですが、後からでは分かりづらくなります。

行の冒頭には、その情報が何によりもたらされたものかを分類する手書きのアイコンを付けます。手書きなので簡単なものがいいです。
私の場合、メール・対面・社内チャット・電話・その他のアイコンを使っています。

重要なポイント、情報から生じたToDo、注意・ヒヤリハットケースなどは右の作ったスペースに書きます。
このスペースには重要なことだけを書いて、後からさっと見返すのは右スペースだけで良いようにします。

注意・ヒヤリハットケースは、「これはミスった」「勘違いした」ということを、結果の大小に寄らず書いておきます。
誰にも迷惑をかけていなくても、自分で繰り返したくない点については自分のためにメモしておきます。
そうすることにより、傾向と対策を考えることができます。
ミスしてミスしっぱなしでは、再発のおそれがあります。

ToDoについては、私は消せる蛍光ペン(Pilotのフリクションライト)で□マークを書いています。
実施済みになった時には蛍光ペンを後ろのゴムで消して済マークを普通の筆記用具(シャープペンシル)で書きます。
そうすることにより、ノートを見返した時に、終わっていないToDoだけが蛍光ペンでマークされていることになり、実施済みかどうか確認する必要がないからです。

私はこのユビキタスキャプチャーノートとは別に、スケジュール管理は普通の手帳(日の時間毎に目盛りの入ったもの)を使っています。
このノートにはとにかく時系列で情報を書いていくだけにしています。

このノートは毎日過去のページも見返すことが大事です。
やり残したToDoはないか、過去の失敗から学ぶ事はないか、ちょっとした時間のあるときに振り返って見ます。
時間の無いときには右のメモスペースを見るだけでOKです。

ちなみに、右から4ドット目に縦線を引く作業は、集中力が途切れて何もする気がなくなった時用の単純作業として取ってあります。
定規を使わずに手書きで一心不乱に縦線を引いていると、集中力も戻って来ます。

超アナログなこの方法ですが、パソコンが開けない場所でも使うことができますし、お金もほとんどかかりません。
一度メールで見たことでも、自分の手で書くことで、理解と記憶を助け、誤解や勘違いを防ぎます。
うっかりが多い方など、是非お試しください。

 このノート術について、精神障害者以外の人にも広く知っていただきたいので、ツイッターやFacebook、各種ブックマークで広めていただければ幸いです。

↓ 一部分はこの本にインスパイアされています。(でもノートのサイズとかは違います)

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精神障害者でも仕事ができるユビキタスキャプチャー仕事術」への6件のフィードバック

  1. SKishi

    う~ん。ユビキタス・キャプチャーなら自分でもやっているつもりでいたのですが、ここまできちんとノートに取っているとは、脱帽ですね。

    私は、ポケットに入るメモ帳に色んなことをメモすることを、二十年くらい続けています。メモの形式は適当です。
    二十年間同じ型式のもので、PILOTの「リテサ-406」というメモ帳をずっと使っています。

    今、このメモ帳が、59冊目になっています。

    三色ボールペンで記入することにしていて、ほとんどは青で書きますが、大事なことは黒で、To Doは、赤で書きます。
    特に大事な知識は、evernote等に書き込んでいます。
    写真を撮ってevernoteにメールすることもやった事がありますが、どうも写真よりも直接書き込む方がはるかに見やすいので、今は写真は殆ど使いません。

    このメモ帳を持たずに外出することは、ほとんどありません。

    1. asuka 投稿作成者

      >Skishiさん
      私はプライベート用はモレスキンを使っています。なんとなく流行っているから…。
      20年続くメモ術はすごいですね。私は飽きっぽいのですぐに次のモノに目移りしてしまいます。
      昔Palm(PDA)を使っていたこともあり、その期間の記録はありません。やはり紙は最強です。起動時間ゼロだし。

  2. SKishi

    紙というのは、本当に融通のきく素材ですよね。
    紙の発明者の蔡倫は、歴史上の偉人ベストテンに入る人だと、私は思っています。
    Facebookの私のプロフィールにも、尊敬する人の中に蔡倫を入れています。

    1. asuka 投稿作成者

      >SKishiさん
      蔡倫とか久しぶりに聞きました…。
      私は本好きなので、グーテンベルクに感謝することにいたします。

  3. BUNGUfan

    几帳面なノートを拝見して驚きました。
    現在特にお困りではないでしょうけれど、日付を日付スタンプにしたり、TODOのチェックをシールにしたら記入時間が短縮できると思います。
    TODOが発生したら黄色のシールを貼り、完了後に黄色いシールの上から白いシールを貼り隠すというのはどうでしょう。

    1. asuka 投稿作成者

      >BUNGUfanさん
      コメントありがとうございます。
      スタンプは日付を合わせる、スタンプインクを出してきてつける、という手間が必要なので採用していません。
      デート印は持っているのですが、引き出しの中で眠っています。
      Todoは記事にも書いたとおり、後ろのゴムで消せる蛍光ペンが一番良いです。同じ色を何本も買って職場にも自宅にも配備しています。

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