U理論と精神病院潜入者大熊一夫さんのお話

U理論のセミナーで大熊一夫さんのお話を聞きました。

大熊一夫さんは以前アル中のふりをして精神病院に入院して「ルポ精神病棟」という新聞記事を書かれ、社会に衝撃を与えました。
最近では精神病院をなくしたイタリアを取材して「精神病院を捨てたイタリア捨てない日本」という本を出版されています。

とにかく行動派のジャーナリストなので、どんな人が来るのだろう、と思っていましたが、
ぶっちゃけトークの好きな、裏表の無い飾らない方でした。

チューリップ黄 大熊さんのストーリーテリングチューリップ黄

両国生まれ、現在は74歳の大熊さんの人生は、
学生時代に科学で落ちこぼれ、「サラリーマンはやだな」と思って新聞社に入社。
しかし、なんだか図々しさが必要で、自分には向いていないかも…と思う毎日。

そんな時に、精神科の研修医が書いた「フーテン」(たむろする不良若者)に関する論文を読み興味を持ち、1969年に新宿でフーテンの潜入取材を実行。
この際に「新聞記者って面白いな」と初めて思う。

次は学生運動をしていた人から聞いた精神病院の世界に興味を持つ。
でも、実行しようと思いつつも、何となく決心が付かなくて、次第に会社に行きづらくなるように。
ある日、えいやと勢いを付けて、酒を大量に飲みアルコール中毒患者のふりをして入院。

最初の診療は2,3分で終わってしまい、独房(保護室)入り。
とにかく汚い病棟で、不潔病棟と呼ばれていたくらい。
トイレに扉がなくて、排泄中に他の人に見られてしまうのにショックを受ける。
回診時は、患者は壁に並んで正座させられる。
「退院させて下さい」と床に頭をつけて懇願する人もいたが、冷たくあしらわれたのを目にする。

お金が続かないので(偽名で入院し個人払いしていたので)すぐに退院してしまったが、
知れば知るほど大問題と思った。

時は飛び1985年、イタリアで精神病院をなくすという情報が飛び込んできた。
これは見に行かないとというわけで、トリエステに飛んだ。
トリエステには本当に精神病院が無かった。この時、気が楽になった。

行くのにお金をたくさん使ってしまったが、それだけのことはあった。
イタリアではその後、1998年12月に、精神病院が完全になくなった。

チューリップ黄 チューリップ黄 チューリップ黄 チューリップ黄 チューリップ黄

私が大熊さんの話から感じたことは、人は異なる世界に行って身をおかないと真の理解はできないのだということです。
「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、そのとおりです。

異なる世界への侵入者が生み出すものは大きいです。
その世界にひたってしまっている人にはなかなか気づかれない問題点を浮かび上がらせることができます。
そして、そのことを、別の世界の人間に伝えることができます。

チューリップ紫 U理論について
U理論とは優秀なリーダーを大勢取材して分析から生まれた理論のことで、普通の方法論では左下から右肩上がりの直線で目標にたどりつくところを、U字の谷を通って最終ゴールにたどりつくような考え方っぽいです。
ぽいというのは、私がまだ理解できていないからです。

だって、U理論の本って600ページ以上あって、軽く鈍器になるレベルですよ。
家に届いたときに、あまりの分厚さにクラクラしました。
でも、今回のお話を聞いて、ちょっと取っつけそうかな?と感じたのでした。

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