電通の新入社員が自殺してしまっても…


過労やパワハラによると思われる自殺のニュースが報道されました。しかも電通という大手広告代理店で。

過労死で実際にどのような仕事環境であったのかは「死人に口無し」というが今までは普通ですが、今回は本人のツイッターが残っていました。
後から非公開になったようですが、既に色々な人が画像やコピーで記録して拡散してしまいました。
このように、記録を残しておくということは、何かがあった場合の証拠として機能します。

さて、この件について私が残念に思うのが、以下のことをコメントしているオッサン層が多いことです。
・残業100時間は多いというほどの時間では無い
・自分も残業100時間なんて目じゃないほど働いて成功した
・合わない職場だったら自分から辞めればよい

もうあきれるほどの長時間労働自慢ばっかりですよ。
人の不幸なニュースを利用して、自分のできるところを見せたい人が多すぎます。
特に経営者層にまで登り詰めた人は、今までの苦労が並大抵で無かったことを、なぜだかペーペーの新入社員に強要するかのようです。
バカじゃないの。

私が見えている範囲では女性で働き自慢をする人は少数でした。
敢えて努力アピールしているのは自分で社長とかやっている人です。
はい、貴女はデキルデキル!輝いているよ!

この人たちは何が女性新入社員を命を絶つまで追い詰めたのか知ろうとする姿勢がありません。
たぶん「こんな使えない新人が配属されたら自分でも困る」くらいに思っているのではないでしょうか。

しかし電通ほどの就活倍率が高そうな人気企業が本当に使えない人材を新卒採用することは考えにくいです。
採用に費用をかけて優秀な人が配属されても、使い捨てパーツのように扱う現場環境が異常なのだと思います。
お金がたくさんありそうだから、きちんと育てる教育プランも無く、根性や精神論でやっている昭和のままなんでしょうね。

もちろん伸び盛りのベンチャーなど体力的にハードワークが必要な職場もあると思います。
ただ、部下が使えないからといって一緒に理想を追ってくれる仲間を追い詰めるような仕打ちまではしないと思います。

色々な組み合わせが重なって、不幸なことになってしまいましたが、人が死ぬまで何も問題だと思わないことそのものが恐ろしいです。
しかも以前にも電通は自殺者を出しており、結局有効な対策ができなかった無能ぶりを露呈しています。
企業が社会に対して果たす役割をしていないという点では、障害者雇用における社名公表みたいな名指しの指導が必要です。

いくら細心の注意を払っても希に人が死んでしまう工事現場が、安全を守るためにどれだけの知恵と工夫を結集していることか。
建築や工作機械は怪我人や死人を出しながらも、不備を直しながら進歩してきました。

それと比べると今回の件はひどいとしか言いようがありません。

折しも、来月11月は過労死等防止啓発月間になります。
11月は「過労死等防止啓発月間」です |報道発表資料|厚生労働省

11月6日(日)は過労に関する相談ダイヤルの日です。フリーダイヤルでかけられます。
電話番号が「なくしましょう 長い残業」= 0120-794-713 というのが奮っていますね。

「過重労働解消相談ダイヤル」(無料)を全国一斉に実施し、過重労働をはじめとした労働条件全般にわたり、都道府県労働局の担当官が相談に対応します。
   実施日時     : 11月6日(日) 9:00 ~ 17:00 
   フリーダイヤル : 0120(794)713(なくしましょう 長い残業

全国でシンポジウムも開かれるのでお近くの会場に足を運んでみてはいかがでしょう。(事前申込制)
過労死等防止対策推進シンポジウム

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