統合失調症の症状に海馬の異常活動が関係ありという研究結果

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統合失調症に関する医学のニュースを見つけました。

統合失調症の原因にはいろいろな仮説があって(ドーパミン仮説、グルタミン酸仮説など)まだ原因が完全には解明されていない病気です。

最近の脳の研究では、脳が活発には働いていない何もしていない休息状態(これを「デフォルト・モード・ネットワーク」といいます)の時の働きが注目されています。
このデフォルト・モード・ネットワークで中心的な役割を果たしているのが「海馬」です。

独立法人理化学研究所の研究チームが統合失調症に似た症状を示すモデルマウスを製作して実験したところ、デフォルト・モード・ネットワークの中で海馬の情報が正しく処理されていないことが分かったとのことです。

もちろん、モデルマウスと人間とでは色々と違いますから、そのままそうだとは言えないのかもしれませんが、また研究が一歩前進したと見て間違いなさそうです。

詳しいことはこちらのページに発表があります

脳内ネットワークの過剰な活動が統合失調症の症状に関与 | 理化学研究所 (魚拓)

特に一番最後の図Bの解説が印象に残りました。

ふつうのマウスでは、休息中に、直前までの海馬の場所細胞の活動の順番がきちんと再現されていたが、統合失調症モデルマウスでは、この場所細胞の活動の順番はまったく再現されずに、異常に高いレベルでほぼ同時に活動していた。

そうそう、陽性症状の時って脳内がぐりんぐりん勝手に色々考えてハイスピードで動きまくっていたから、この海馬異常活動説はかなりポイントに近いのではないかと思います。
研究が更に進んで、薬の開発にも繋がると良いですね。

マウスにもお仲間がいるというのは、変な気分だけど。

あと、先日予告したうつ病のNHKスペシャルが放送間近となりました。録画など準備されてください。
うつ病がNHKスペシャル病の起源シリーズで取り上げられます(10月20日放送)

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