うつ通知サービス「うつっぽ」への反応が示すうつ病への偏見

5月15日に開始された「うつっぽ」という、匿名でうつであろう人にメールで知らせるサービスが賛否両論を巻き起こしています。

うつ通知サービス“うつっぽ”

仕組みとしては、サイトに「うつっぽいと思われる人」の名前とメールアドレスを入力すると、うつっぽい人にメールで、「わたしが最近のあなたを見ていると、ストレスをため込んでいるように見えます。すこし無理をしていませんか?」のようなメッセージと、うつ判定の「ストレスチェック」のURLが届きます。

メールを受け取った人は、ストレスチェックで自分のストレス度を測ることができます。
点数が悪い場合は、おそらく精神科の受診をすすめられるのかなと思います。

と、まぁ、拒否反応を起こす人は起こすでしょうというサービスです。
(念のため、個人情報であるメールアドレスは保存していないとのことです)

私も試しに自分宛に送ってみましたが、メールの件名が「うつ通知サービス“うつっぽ”からのご連絡です。」というのが、ちょっといただけません。
しかし、内容やストレスチェックについては、そんなに嫌な感じはしませんでした。
イラストもシンプルな感じの良いものです。

これが自分がメンタルクリニックに掛かる前にあったら、良かったと思います。
自分が大変なのを分かってくれている人がいることを知ることができたら、安心します。

で、このサービスが巻き起こしている批判ですが、それは、そのままうつ病への偏見を示していると思います。

「自分が通知されたら嫌だから」「いやがらせ・いじめにつながる」などと書いている人は、
うつ病には絶対になりたくないし、一緒にしないでくれという嫌悪感が主だと思います。
例えばこのサービスが、超過勤務の運転手に匿名で「いねむり運転しそうではないですか?」と送るサービスだったら、賛成するのでしょう。

「うつ病の人も通知されて嫌なんじゃないの」のように書いている人は、その人の脳内にしか存在しないうつ病の人という架空の弱者の意見をでっちあげているのではないでしょうか。
このサービスを作った人は現役のうつ病当事者です。

私はこのうつっぽに全面賛成というわけではありませんが、このようなWebサービスを最初に作ったという点を評価します。

この仕組みはうつ病だけで無く、他へも横展開できる可能性を秘めていると思います。

でも、「とーしつっぽ」とかできたら、絶対更にひどい問題になるわ(笑)

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うつ通知サービス「うつっぽ」への反応が示すうつ病への偏見」への2件のフィードバック

  1. うつ

    通知されるのは一通とは限りませんよ
    大勢から通知されたら?すでにうつとわかっているのに何度も通知されたら?うつ療養中でふさぎこんでいる時に、あなたはうつかも?ってメールが来たら?

    自分でうつを自覚していない、医師にもかかっていないときに、早めに声をかける、という、とても限定的な場面にしか想定されていないサービスでは、その他の場面で使われた場合の弊害が大きく危険であると私は思います。

    わたしもうつです。

    1. asuka 投稿作成者

      >うつさんへ
      書き捨てのコメント(メールアドレスが不正です)はやめてくださいね。次からはモデレートせずに削除します。
      サービスへの不満は直接提供主に述べたらいかがでしょうか。
      私がこの記事で書いているのは、うつっぽへの反応から推測したうつ病への偏見についてですので。

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